入口のドアは自動ではなく手動で、そのドアのガラスは曇っている。外からのぞくと売店の商品が並んでいる棚はあるかないか。あっても商品は棚にはもうない。入ってみると、がらんとした空間が広がっているが実は地下には三つの事務所がある。立ち入り検査の人が来たといい地下の3つの事務所の住人は慌てて飛び出していくがさらにその階下には洞窟だが壁は黒く黒板のような無光沢の壁面をした入口があり、おばさんが出迎えてくれる。そこから音楽がスタートし、よく私が作るようなテクノなのだが、それにつられていくつかのインスタレーションを体験して一階ではなく、ちょうど土地が一段階下がっているために、こちらは一階分上がれば地上に出られた。荒川と中川の間の、上には高速道路のコンクリートと下は土手を埋め立てるコンクリートがあるエリアに似ていて、幸せのメロデイがトランスのように曲が流れる。周囲は芝生がゆれ、コンクリートの上は深い緑色で16対9の画格にちょうどあう風景で視覚でも恍惚としていく。終わるとまた誘導されて地下のエリアに戻っていった。------一回目の夢の時にはもっと長くこの夢を見ていたが、二回目はここまでであった。とても制作時のイメージの根源というか泉のような体験であった。