部活で知り合った後輩はよく慕ってくれた。とても秀才で群れることは苦手そうだが、群れないことによって嫌われたりにくまれたりはしないであろう容姿と対応をするっとこなす。お茶の水を通る丸ノ内線茗荷谷駅の前の大きい通りをいくとコンビニがあって、それを目印に谷へと下る。下って右に曲がってある一人暮らしのマンションに暮らしていた。行くときは夜から朝にかけて。狭い一人用のベッドでこなした。今は静岡のほうで彼と暮らしているという。学校でみていた水色の制服が自宅の洗濯かごで裏返しになって入っているのを覚えている。