意識が萎縮していく。関心を殺していく。そうして無関心な領域に持っていきたいのにおしてもつぶれ切らない感情はその蓋の下にまだある。そうしたイメージがまとわりついて、見破られるのが怖いのか、目を合わせられないときがある。どうせなら夏の終わりくらいであればまだ気持ちは楽なのに。と熱いアスファルトに乾ききった土が混ざっているあたりに目をやった。