写真の個展に毎回来てくれていたすらっとした、猫のような長髪の女の子がいた。色が好きだといってくれたのを覚えている。大学終わりにお茶の水の裏側になる湯島のこじゃれたバーで会ってそのまま池袋に向かった。西武線沿線に住んでいたと思うから、私は彼女のうちのほうに送ってあげようとしたのだろうか。だけれどまだ飲みたいとのことで二件目に行ったが、この段階で終電を落とした。池袋は北口に休憩で3000円の撮影でつかっていた、シンプルなシテイホテルがあったのを思い出し、そこで泊まった。