東京を震源地とした感染が広がっている。そのため東京から地方および郊外に向かう身としてはなにか感じるところが出てきた。特に第二波では、スタッフのほうから東京からくる私と接触したくないという考えが出てきた。そのためスタッフに濃厚接触にならないように隔離して仕事している。なにか第一波のころから引っ掛かっていた部分が見えてきたのだが、それは当事者と傍観者の違いなのではないかと思う。対岸の火事のような視点で見ているエリアに当事者が行くとなにかしら心情のすり合わせが必要なことが多い。当事者のエリアにいるうちは感染していないが極力防ぐような行動をとる必要があり、傍観者のエリアに行くときは自分が感染しているという考えで行動するという、マインドセットの切り替えが必要となった。日々刻々と考え方が変化しているいま、おそらくみな立ち止まって考えることがなくなってきているように思う。特に毎日発表される感染者の数字は、引っ掛かっていたことがクリアに気づけるようになるまでの日数を要しているように感じる。